島ぜんぶでおーきな祭(沖縄国際映画祭)の沖縄ヒストリカルムービー「デジタルで甦る8ミリの沖縄」で上映された8ミリ映像内に、”ソーニー坊や”の姿が発見されました。
映像を上映中にソニー坊やに気が付いた、構成・進行を務めるシネマラボ突貫小僧の當間早志が「ああっ」っと声を上げ、一時騒然とする発見の瞬間となり、会場は一気に盛り上がりました。さすが「ロケ地小五郎」の異名をとるだけはあります。
ソニー坊やは沖縄のソニーの代理店であった電波堂の創業者が、交通安全を喚起する意味も込めて、県内のあちこちにに建てたコンクリートの像。当時のソニーのキャラクターでもあったようです。街角にたたずむ愛らしい姿が郷愁を誘い、今も根強いファンがいます。
映像はすでに本アーカイブでも公開済みの「おめでた10ヶ月 名城ビーチ」という映像で、これまでなかなか気が付きませんでした。というのも背後にちょろっと見えるだけなのと、ネットにアップした映像の左上には普段はロゴマークが重ねられていて見えにくかったと言うのもあります。そこで新たにこのカットだけロゴマークをずらして再アップいたしましたので、どうぞ動画でもご確認ください。
ソニー坊やの映像はそれほど見つかっていませんが、電波動がスポンサーになっていたカブスカウトの活動記録に、キャラクターが描かれたTシャツと、ハリボテの頭が映されています。
公開後に、様々な発見が出てくるのが、アーカイブの意義でもあるなと、つくづく思う出来事でした。
(文:真喜屋力)
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