“ソニー坊や”といえば、沖縄にはあちこちにコンクリートの彫像があり、幼いころから慣れ親しんできました。その知られざる姿が8ミリに映っていました。映像は沖縄カブスカウトのサーカス第2弾。今回はパレードではなく、神原小学校で行われたイベントの様子ですが、1966年の映像と比較すると、象の着ぐるみがグレードアップしているのも、何気に見どころです。
No. 0395-06
タイトル:沖縄カブスカウト サーカス1967
撮影者:遠藤保雄(Yasuo Endo)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 5m25s
撮影時期 : 1967年5月28日
主なロケ地 : 那覇市立神原小学校 (沖縄県那覇市)
スキャン方式 : Frame by Frame
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主なロケ地表示(Google Map表示)
那覇市立神原小学校
その公式サイトから、少しだけ引用すると、
沖縄のソニー坊やは、ソニーの総代理店「電波堂」を営んでいた私の祖父(新川唯介氏)が、当時のソニーのキャラクターを「子どもたちの交通安全のために」と沖縄県の何ヶ所かにコンクリート像にして立てたものです。
(公式☆ソニー坊やプロジェクトより引用)
とあります。その電波堂は、カブスカウトのスポンサーとして、子供たちの育成にも貢献していたようです。撮影者のお子さんのグループである220隊は別名「ソニー隊」とも表記されています。そもそもソニーの創業者である井深大もボーイスカウト連盟の役員だったということも、何らかの関係はあると思いますが、ソニー坊やの像をあちこちに建てるなど、電波堂の新川氏自身も、青少年育成に力を入れておられたようです。
1966年の「サーカス」にも登場した象の着ぐるみが映っている。色も白から、象らしい灰色にグレードアップされている。象使いの女性もインパクト大です。
電波堂とカブスカウト、ボーイスカウトとの関係はもう少し撮影者にヒアリングしてみる必要があるかなと思っています。
(文:真喜屋力)
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