【FILMS】’84 RBCラジオまつり@天久開放地

「おもろまち」が生れる前、米軍基地が開放されて空き地だったころの映像。周辺には今もある建築も見えます。

No. 0380-03
タイトル:’84 RBCラジオまつり@天久開放地
撮影者:吉浜昇(Noboru Yoshihama)

撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 5m3s
撮影時期 : 1984年3月10,11日
主なロケ地 : 天久開放地,おもろまち (沖縄県那覇市おもろまち)
スキャン: Frame by Frame

撮影された場所は、現在”おもろまち”と呼ばれる那覇新都心。ここは1951年に米軍に強制収容されて、1987年5月に全面返還されるまで、米軍の住宅地でした。8mmでも以下のリンク先で、その時代の風景を見ることができます。

» 【FILMS】米軍のヘリからの空撮 | 沖縄アーカイブ研究所
» 【FILMS】那覇市のパノラマ1〜外人住宅と若狭海岸 | 沖縄アーカイブ研究所

米軍から変換されたのは1975年から段階的で、全面返還されたのは1987年。映像は1984年ですが、このころは国道58号線沿いの辺りは”天久開放地”とも呼ばれ、わりかし出入りがしやすい空き地で、イベント会場になることもありました。

映像はこの天久開放地で開催された地元テレビ局の琉球放送(RBC)のイベントの様子。公開放送の舞台や、露店などが記録されています。

▲テントの後ろが国道58号線。横断幕の後ろのビルは、現在のダイオキビル。右はホテルエッカ。

 

▲Google Mapより2021年のダイオキビル周辺。

 

撮影した吉浜氏は、移動上映会を主宰したり、宜野湾市で古本屋を経営していた人物で、この会場でも古本市で出店したようです。

▲映画のチラシだろうか?古本市の箱を漁る少年。

 

会場に掲示されたタイムテーブルで、イベントの日時や内容を知ることができます。おそらくよそうですが、撮影されたのは3月11日ではないかと思われます。

▲1984年3月10日、11日のタイムテーブルが映し出される。

なぜ3月11日かと言うと、当時のトップアイドル石川秀美のステージを狙ったと推測するからです。人情的に、有名人が来るならカメラを回しそうだから。

というわけで、ステージのキャプチャーも下にいくつか並べましたが、どうもピンボケで今一つ誰が誰やらわからないのが残念です。詳細をご存知のRBC関係者の方からの情報をお待ちしております。

(文:真喜屋力)

 

 

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