1973年5月。沖縄の日本復帰の一年後に奥武山陸上競技場で開催された若夏国体のフィルム2本をまとめてご紹介いたします。
No. 1918-00
タイトル:若夏国体1
撮影者:金城善孝(Yoshitaka Kinjo)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 18m31s
撮影時期 : 1973年5月3日
主なロケ地 : 奥武山陸上競技場 (沖縄県那覇市奥武山)
スキャン: Frame by Frame
No. 1919-00
タイトル:若夏国体2
撮影者:金城善孝(Yoshitaka Kinjo)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 20m49s
撮影時期 : 1973年5月3日
主なロケ地 : 奥武山陸上競技場 (沖縄県那覇市奥武山)
スキャン: Frame by Frame
若夏国体のフィルムはいくつかありますが、このフィルムは一味違う映像です。
まず冒頭に映し出される競技上訴との風景。奥武山公園に国道から入る入口にあった円盤型のドライブイン「奥武山ドライブイン」が映っているのは、かなり貴重。ここはその後にツリーハウス型のレストランに変わりましたが、今はそれもなくなっています。
もう一つ驚いたのは陸上競技場を外側から写したカット。これを見る限り、どうもあの観客席は仮設だったようです。
競技場内のフィールドから撮影された映像では、スタンドがそびえ立つように見えますが、確かに見た感じ仮設っぽい。
スタンドが大きく見えるのは、この映像がフィールドから撮影されているのも影響があるでしょう。実はこの映像の撮影者は選手として国体に参加していたのです。いくつかある若夏国体の映像は全て観客席から撮影でしたが、こちらは縁者達を近くで捉えている上に、あちこち撮影ポイントを変えているので、躍動感のある映像が記録できていると言うことです。
余談ですが、若夏国体には作新学院時代の江川卓が出場すると言うのも、話題になっていたようです。
また弓道場や、テニスコート、プールなども映っていて、当時の奥武山の雰囲気が伝わってきます。プールの向こうには漫湖と対岸の風景も見えるので、いろいろ検証してみてもおもしろそうです。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply