海洋博開催前の、沖縄県民の期待感の高まりを感じるユニークな映像。
No. 1809-01
タイトル:工事中の海洋博を外から観る
撮影者:桃原稔(Minoru Toubaru)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 6m
撮影時期 : 1975年
主なロケ地 : 沖縄海洋博会場外 (沖縄県本部町石川)
スキャン: Frame by Frame
*********************************
主なロケ地表示(Google Map表示)
沖縄海洋博覧会会場外
沖縄国際海洋博覧会。いわゆる海洋博(EXPO75)は、1975年7月20日に開幕しました。場所は本部村。動員は450万人の目標を掲げながらも、実際は約349万人と下回りましたが、県内ではそれなりに盛り上っていました。
本映像はその海洋博の開催直前。まだ完成していない海洋博会場を眺める人々の姿が映っています。
南から海洋博方面にやって来た撮影者達。最初に見えるのは、会場の最も南側にあった「みどり館」。氷山の一角を模したコンセプチュアルなデザインが、緑地の向こうから突き出している。こういうコンセプトが形になった建築を見るのも、新鮮であった。
沖縄県が造ったパビリオン「沖縄館」も外観はほぼ完成。以前アップした映像では、工事中の事故の様子などもありましたが、遅れを取り戻してここまでできています。
こういった完成間近の会場を一目見ようと大勢の人々が入れ替わり立ち替わり訪ねてきている様子が撮影されています。これも過去に見物をしている家族の8ミリを公開していますが、そちらは主に自分の家族を撮影していました。
このフィルムがおもしろいのは、集まってくる野次馬的な観客がけっこな数が板と言う所です。つまり完成間近の海洋博会場もおもしろいのですが、「こんなに人が集まっていたよ」といいう時代の雰囲気を写したレポートになっている所です。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply