1975年の海洋博のパビリオンが急ピッチで建設される中、トラブルも起きていたことがわかる映像。現場は沖縄館の建設現場です。
No. 0180-00
タイトル:沖縄館建設記録/事故
撮影者:富盛貞夫(Sadao Tomimori)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 3m21s
撮影時期 : 1975年前半ごろ
主なロケ地 : 沖縄海洋博覧会 (沖縄県本部町)
スキャン方式 : Frame by Frame
沖縄館の建設現場で、クレーン車が尻餅を着いている様子が記録された映像です。けっこう大きなクレーンだけに、ひっくり返った姿も迫力があります。負傷者などいなかったのか気になります。
ひっくり返ったクレーン車は、これからコンクリートを流し込むであろう床部分の鉄筋を押しつぶしており、作業のやり直しで遅延もそうとう出たのではないでしょうか。
クレーン部分もネジ曲った箇所のアップなど映されており、衝撃のものすごさを感じさせます。
この件がニュースになったのか、内々で処理されたのかは、現時点ではわかりませんが、華々しい歴史の影で危険と隣り合わせで工事をしている現場の苦労がかいま見えます。
フィルムの最後の方には、工事中の廻りのパビリオンが映り出されます。海洋文化館、三菱未来館。その反対側には国際館などの鉄筋が組まれているのがわかります。
(文:真喜屋力)
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