【FILMS】コンクリート電柱の強度試験

前回アップした『沖配電工訓練』(1974年)では木製の電柱が、実は1963年にはコンクリート電柱も使われていたようです。

No. 0040-00
タイトル:コンクリート電柱の強度試験
撮影者:遠藤保雄(Yasuo Endo)

撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 4m22s
撮影時期 : 1963年
主なロケ地 : (沖縄県)
スキャン方式 : Frame by Frame

 

1963年のこの映像では、コンクリート製の電柱の柔軟さを計測する様子が映されています。横から引っ張られて湾曲するコンクリート電柱は、今も折れてはじき飛ばされそうでドキドキします。

▲コンクリート電柱が意外とよくねじ曲がる。

 

▲曲がる力を計測する機器も大きくてがっしりしている。

いつものことですが、本筋と離れて、背景の様子も気になってきます。

最初のカットでこの映像が水辺にあることがわかります。右上には橋が架かっていて、大きなバスが行き交っていることから、大通りと川のそばにあることはまちがいないようです。橋の向こう側は対岸が見えないので川幅が広くなっているようです。もしかしたら海のそばかも知れません。これも鏡水の事業所なのでしょうか?

 

画面が広い絵になると、対岸が見えることから、こちら側は川であることがわかります。下の画像の左側には丸太が積み上げられ、右側には「ベストソーダ」の看板が見えます。

丸太と言えば、漫湖のベニヤ工場を思い浮かべますが、あそこは材木が水に浮いていたので、ちょっと違うかも知れません。ベストソーダの看板は工場なのか、単なる広告なのか気になるところです。

(文:真喜屋力)

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