架橋前の離島、瀬底には自然と一体となった昔ながらの生活がある。美しく汚れていない島の自然、そこになつかしい子どもたちの遊びが生きています。
1985年に瀬底島と沖縄本島を結ぶ橋がかかり、交通の便が良くなりましたが、架橋前は1隻の連絡船で人々は沖縄本島へ渡っていました。
毎朝船で出勤し、夕方も船で帰り、農産物を船で出荷し、肥料や機械や牛などが船で入ってくる時代。
また瀬底の人々の歴史は水との闘いの歴史と言われ、1982年に海底送水の水道が完成するまでは飲み水は溜め池に毎日通って汲んでいました。生活用水は海底送水により悩みは解消されましたが、農業用水は雨水頼りで雨が降らない日々が続くと神に祈るばかり。
人々の移動の便や、生活上の困難は離島であるがゆえの制約でした。
しかし、そんな中でも、子どもたちはアダンの葉で作る風車などを作り、元気よく遊んでいました。
過酷な生活の中でも、素直で純粋な笑顔で生きる子どもたちと美しい自然を描く瀬底島の記録です。
製作年 | 1984年(昭和59年度) |
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上映時間 | 26分 |
規格 | 16mm/4:3/カラー |
企画 | シネマ沖縄 |
製作 | 「風車のまわる島」製作委員会 |
協力 | 本部町教育委員会、瀬底小中学校 |
プロデューサー | 上地完道 |
監督 | 野村岳也 |
撮影 | 知念 稔、与那良則 |
録音 | スタジオKEN |
編集 | 矢走直子 |
音楽 | 海勢頭 豊 |
監修 | 仲田善明 |
ナレーター | 小林恭治 |
タイトル | たくみ映画 |
特記事項 | 現像:東京現像所 |
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