中城城跡の遊園地については、フィルムが見つかっていますが、これまでのフィルムになかった細かい遊具がいろいろ映っているフィルムです。
No. 0783-03
タイトル:中城城跡公園 遊園地の遊具
撮影者:菊池清光(Seikou Kikuchi)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 2m14s
撮影時期 : 1960年代
主なロケ地 : 中城城跡公園 (沖縄県北中城村)
スキャン方式 : Frame by Frame
1950年に開業し、1955年に民間の経営になってから、大規模な遊具や動物園が整備されてきた中城城跡の公園。これまで回転する飛行機や観覧車等の映像が見つかっていますが、このフィルムには幼いこどもでも遊べる小さな遊具が映り込んでいます。時代的には1963年ごろと思われます。
下の画像は飛行機の遊具のアップ。これまでも以下の中城城跡公園の映像でも紹介してきました。
今回フィルムには、その小型版で、幼児が載るための飛行機が登場しています。実はこの遊具らしきものは、以下のリンク先のフィルムにも映り込んでいます。そこでは土台部分しかなくて、すでに利用は停止している状態だったようです。
もう一つ幼児向けの遊具として、馬型の乗り物が見られます。コインを入れると上下に揺れるタイプの物ですが、本体は木製の様にも見えます。中城城趾公園には、遊具が揃う前には馬場があったり、周囲にもレンタルホースなどがあった事から、中城城趾公園らしい遊具。公園オリジナルなものかも知れません。
ユニークなのは弓道場(あるいは射的場)の様な物も映っています。丸い標的と、畳を立て掛けたようなものが見られます。
動物園の動物は熊と、この檻(猿?)だけが映っています。一番被写体として魅力的な象が映っていないのが気になります。
(文:真喜屋力)
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