寂れたコンクリート製の桟橋に、緑の崖。万座毛に桟橋なんてあったかな?と思っていたら錆びついた看板に答えが書かれていました。
No. 0681-03
タイトル:万座ビーチ ヨットハーバー
撮影者:金城真助(Shinsuke Kinjo)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 3m22s
撮影時期 : 1972年ごろ
主なロケ地 : 万座ビーチ (沖縄県恩納村瀬良垣)
スキャン方式 : Frame by Frame
看板には「ヨットハーバー、万座ビーチ大京ランド」と書かれています。万座ビーチと言うとANA全日空のビーチと言うイメージでしたが、どうやら作られた当時は大京観光が経営していたようです。
1969年の新聞にはオープン時の広告が出ていて、なるほどそこ1969年5月3日営業開始を告げる広告。左の地図の中にはヨットハーバーらしき施設も描き込まれています。やはりここは万座毛ではなく、その隣の岬にある万座ビーチ大京ランドの敷地内のようです。
恩納村のホームページを見ると以下のような記事があります。
昭和42年(1967年)5月、恩納村で初めて外来経営による大規模観光施設、大京観光万座ビーチが、前喜原にオープンする。その昭和47年4月21日、その経営が琉球日交株式会社に移り、名称が日交オーシャンパークと替わる。
ということは、「万座ビーチ」が1967年に大京観光によってオープンし、その二年後の1969年に大京ランドとして、新施設がオープンしたと言うことでしょうか。
また1972年に大京観光から、琉球日交株式会社に経営が移ったという記述は、撮影当時には大京観光の看板がボロボロに錆びていたこととつなげて考えると、時代の移り変わりを感じます。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply