渡邉英徳教授を向かえてシンポジウム

デジタルアーカイブを運営、継続をするためのシンポジウムを、県立図書館で2月3日に行ないます。

▲復活した「沖縄平和学習デジタルアーカイブ」の画面

実は渡邉英徳教授の話を聞いてみたい!と、思ったのは昨年の夏でした。

渡邉教授が総合監修を務めた、沖縄戦の体験を地図情報と重ね合わせた画期的なデジタルアーカイブ、『沖縄平和学習デジタルアーカイブ』が、5年間で運用停止というニュースを聞いた時だ。このニュースはマスコミでも報じられ、さまざまな問題定期がなされました。結果として同アーカイブは12月に復活することになります。とはいえ、運用停止となった根本的な問題は何も解決されていないのではないのではないでしょうか?

そもそもの運用停止時の事情は以下のリンク記事を御参照ください。

» 「沖縄平和学習アーカイブ」が見られない 制作費は8千万円以上 県は早急に再公開へ | 沖縄タイムス

基本的には利用者の伸び悩みと、それに対する運用コストがかかることが問題だったと観られます。

しかし、同じく渡邉教授が関わった広島県の『ヒロシマ・アーカイブ』などは、沖縄よりも先にスタートし、現在も成長を続けているのです。この違いはどこから来るのか?

そんな素朴な疑問から、デジタルアーカイブの制作と、継続の方法を考えたいと思い、事例報告を含めて、実践的なお話が聞ける内容にしていこうと考えております。

↓以下、インフォメーションです。


平成30年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業
デジタルアーカイブ・シンポジウム

消えるアーカイブ  育てるアーカイブ

〜記憶を未来に繋ぐために〜


主催:株式会社シネマ沖縄
後援:沖縄デジタルアーカイブ協議会
支援 沖縄県、公益財団法人 沖縄県文化振興会
期日 2019年2月3日(日)
時間 14:00〜16:30(開場 13:30)
会場 沖縄県立図書館
参加費:無料
問い合わせ:098-894-6639
(株式会社シネマ沖縄(真喜屋、仲間)


登壇者

渡邉英徳(基調講演、パネラー)

東京大学大学院 情報学環・学際情報学府、首都大学東京客員教授
沖縄平和学習デジタルアーカイブの総合監修を勤め、それよりも先行する形で『ヒロシマ』『ナガサキ』でも同様の試みを行なっている。

深谷慎平(パネラー)
スタートライン株式会社 代表取締役
沖縄の古写真を収集し、Web上での公開を計画。地域行政、公民館らと組んで写真収集、上映会を通してメタ情報の収集など、地域とともに作り育てる活動を行なっている。

真喜屋力(事業報告、進行)
一般家庭に眠る8ミリフィルムを収集、保存、デジタル化による利活用を行なっている。今年度は10ヶ所の図書館との共催で、各市町村での上映活動を行なう。デジタルとアナログの両輪で活動をしている。


タイムテーブル

13:30 開場

14:00 開演

14:05 事業報告「沖縄デジタルアーカイブ研究所」利活用の取り組み」
真喜屋力(株式会社シネマ沖縄)

14:20 基調講演「デジタルアーカイブ『ヒロシマ』と『沖縄』」
渡邊英徳(東京大学大学院 情報学環・学際情報学府)

15:00 休憩(10分)

15:10 第2部 シンポジウム

パネラー

  • 渡邉英徳(東京大学教授,首都大学東京客員教授)
  • 深谷慎平(スタートライン株式会社)
  • 真喜屋力(株式会社シネマ沖縄)

16:30 終了

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