【FILMS】琉球大学 合格発表 1984

1984年の琉球大学での合格発表の映像です。今でもこういう風に”貼り出し”をやっているのでしょうか。ネットで確認もできる今の状況では大分様変わりしているのかも知れませんね。

同時に琉球大学が今の西原キャンパスに移転してから間もないころの映像なので、琉球大学も様変わりしたと思います。なので特に新入生の皆様には見ていただきたい映像です。

No. 0947-03
タイトル:琉球大学 合格発表
撮影者:外間宏三(Kouzou Hokama)

撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 4m52s
撮影時期 : 1984年3月17日
主なロケ地 : 琉球大学千原キャンパス (沖縄県)
スキャン: Frame by Frame

沖縄県では唯一の琉球大学の合格発表は、少なくともこの時代には一大イベントでした。映像には琉球放送の中継車とカメラが写っています。しかも足場を組んで三台もカメラが並んでいます。当時は合格発表の名前を読み上げるだけでテレビの特番が作られていましたね。僕も合格発表はテレビで確認したように思います。

▲RBCの中継カメラが三台も出動。生中継が用意されている。

 

▲家族で番号と名前を探す。

 

▲学生運動のアジ看板に戸惑う新入生も多かった。
▲定番ですがやはり胴上げもかかせません。

余談ですが。貼り出された名簿を見ると、これもまた時代を感じさせます。もっと昔は手書きだったと思うのですが、この時代は両端に”送り孔”の開いたプリント用紙に印刷されています。

僕が琉球大学に在籍したのは80年代の後半ですが、そのころもこういったプリンタ用紙は使われていました。当時は学内のコンピュータはネットワークでつながれていて、プリンタも各部屋にはなく、プリントセンターという別棟にある大きな機械に集約されていました。

要は教室で印刷ボタンを押すと、印刷された紙を受取りに隣の建物まで受取りに行くと言った感じだったんです。その用紙はしたの画像のような”送り孔”と切り取り線のとこで折り畳まれている専用紙。受取りに言って印刷のナンバーを担当者に告げると、自分の分だけ切り取って持ってきてくれるのでした。

そんな感じのことを、映像の解像度の低いフォントと、少し薄めのインクを見て思い出しました。まったく便利になったものです。

(文:真喜屋力)

▲名前の書出しも時代ですが、その用紙がまた時代を感じる。

映像の後ろの部分は、どうやら卒業式の映像。

▲映像の最後は卒業式の風景。

 

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