七五三の華やかな映像。場所は琉球八社の一つ「普天満宮」です。
No. 1428-03
タイトル:親子で七五三 普天満宮
撮影者:多和田光作(Kousaku Tawada)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 3m19s
撮影時期 : 1970年代
主なロケ地 : 普天満宮 (沖縄県宜野湾市)
スキャン: Frame by Frame
普天満宮は琉球八社の一つで、古い歴史のある神社です。神社の奥には洞窟もあり、戦後すぐの頃には自由に参観できたようで、1950年代の8ミリにはちょこちょこ洞窟内の映像も観ることができます。
本映像は1970年代に撮影されたものです。映像の冒頭は普天満宮に入っていく所。表の大通りは国道330号線。鳥居の隣にある商店らしき建物が映っています。コカコーラの看板が特徴的。
下は2021年に撮影した同ポイントの写真。やや鳥居に近過ぎて、表通りがよく見えていませんが、隣の建物は同じものに見えます。
時代を経て電話ボックスが撤去されていたりと、いろいろ時世の変化を感じます。
その後、神社正面からのカット(下図)。これも2021年に撮影した同じ向きの写真を下に貼り付けてありますので、比較してみてください。
なぜか七五三の定番「千歳飴」を持った子どもがいないのが驚きですが、それでも一張羅を着た子供たちが多いのが特徴的。やはり七五三の映像なのでしょう。
神社内のあちこちを撮影したあと、帰っていくカットが写ります。鳥居の向こうには国道330号線。すぐ右側には普天間交差点があります。画面左奥に「パチンコ」の看板が出ていますが、これは現在の「さんしんの松田」という三線屋さんですが、かつては普天間琉映館という映画館でした。
沖縄の映画館データベースの「沖縄映画興行伝説」によると、映画館は1953〜1965年頃まで。その後パチンコ屋を経て、現在の三線店となったもよう。
(文:真喜屋力)
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