名城ビーチは沖縄県本島南部の中では最も知られた行楽ビーチでした。多くの人が遠足などでも足を運んだ記憶があるのではないでしょうか。現在は閉鎖され、リゾート建設が始まるようです。在りし日のビーチを思い出して下さい。
No. 0393-02
タイトル:沖縄カブスカウト 水泳訓練 215隊・名城ビーチにて
撮影者:遠藤保雄(Yasuo Endo)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 7m17s
撮影時期 : 1963年7月28日
主なロケ地 : 名城ビーチ (沖縄県糸満市名城)
スキャン方式 : Frame by Frame
映像は沖縄カブスカウト(第215隊)の子供たちの水泳訓練と、レクリエーションの様子を記録したものです。施設全体はあまり映っていませんが、陸地側が少しせり上がって砂浜が砂丘のようになっている独特の地形がよくわかります。
レクリエーションは、最近では見ないタイプのゲームをみんなでやっています。ちょっとユニークだったり、少し危険な香りのするものもあったりと、よく見るとたのしめます。
後半は遊んだ後にバスに乗って那覇市にもどる様子となります。秀逸なのは集落の中に立つ名城ビーチの看板。アメリカンテイストなペプシコーラのイラストと、ほこりを上げて走るバスがまるで西部劇のようです。
そのご町中を走る場面。大きなビルは少なく、那覇市街かと思いきや、いろいろと場所特定をしてくれる人がいました。下の場面は那覇市の泉崎の交差点。確かによく見ると泉崎橋の欄干や、沖縄タイムス社。儀間本店ビル(現在は東横INN那覇市旭橋駅前)が映り込んでいます。この場所は【FILMS】泉崎から上之屋(1号線沿線)にも、5年ほど前の風景が映り込んでいます。
最終的にカブスカウトのメンバーが帰ってきたのは、那覇市の市民集会所。現在はありませんが場所は那覇市久茂地の美栄橋公園。国場ビルの後ろにある三角公園というほうがわかりやすいかも知れません。当時の那覇市民集会所は、カブスカウト215隊の活動拠点でもあり、他のフィルムにもたびたび登場しています。
市民集会所に関しては下記リンク先でも紹介されています。リンク先の記事によると、壊されたのは1997年ということです。
(文:真喜屋力)
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