新たに見つかった1971年の那覇大綱挽の映像。久茂地交差点の映像になります。
No. 1407-00
タイトル:那覇大綱挽 久茂地交差点
撮影者:外間政一郎(Seiichiro Hokama)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 3m25s
撮影時期 : 1971年
主なロケ地 : 久茂地交差点 (沖縄県那覇市)
スキャン: Frame by Frame
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主なロケ地表示(Google Map表示)
久茂地交差点
映像の21秒あたりに琉球放送の旧社屋が映し出されますが、そこの壁に吊るされた横断幕を拡大(下図)すると、1行目に「50」と言う文字が読み取れます。那覇市制50周年で那覇大綱挽が復活した年の映像と判断できます。他の1971年の飾り付けと比較しても、かなりの確度でまちがいないと思います。
ちなみに「那覇大綱挽」と言う表記は現在は統一されていますが、このころはまだ「大綱引き」となっています。
映像の前半は大綱挽のメイン会場である久茂地交差点付近の映像。この時の映像は下記リンクでもあげていますので見比べてみるのも良いかと思います。
30秒を過ぎた辺りから撮影ポイントが移動します。
この時旗頭の行列は国際通りから一銀通りを通って、メイン会場の久茂地交差点に向かったようです。下の画像は国道側(海邦銀行横)から一銀通り方面を撮った映像です。赤い矢印が指す建物は、ちょうど久茂地川と交差する所に建っている建築です。長く残っていましたが、残念なことに2021年になって壊されてしまいました。
写真を捕れなかったので、ストリートビューの画像を貼り付けておきます。
さらに行列が進むと、現在の海邦銀行のビルの脇辺りで撮影していることがわかる。当時の海邦銀行は「中央相互銀行」と看板が出ている。これは1964年に沖縄相互銀行と第一相互銀行が合併した時の名称で、これが復帰直前の1972年3月に「沖縄相互銀行」に改名となります。さらに1989年に相互銀行から普通銀行に転換するタイミングで「海邦銀行」が生れる。
映っている中央相互銀行の建物は、壁面に特徴があり、その辺がしっかり映り込んでいるのが懐かしいです。
最後に映る、屋上から大勢の人が見ているビルは、海邦銀行の正面に現存しています。
(文:真喜屋力)
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