【FILMS】結婚式と国際通り

6月といえばジューンブライドということで、結婚市の映像です。国際通りに現れた花嫁さんが印象的。

 

No. 0659-00
タイトル:結婚式と国際通り
撮影者:金城真助(Shinsuke Kinjo)

撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 17m21s
撮影時期 : 1970年
主なロケ地 : 国際通りなど (沖縄県那覇市牧志)
スキャン: Frame by Frame

このフィルムは、国際通りの金城時計店を経営していた金城さん自らの結婚式を記録したフィルム。全部で三部構成。冒頭は糸満の実家に後の奥様を連れて行く所。そして結婚式の仕度。それから披露宴会場へと展開していきます。

全体の8割くらいは、披露宴会場の映像ですが、画面が多少露出不足で見えにくいのが残念です。ただこの映像のハイライトは、前半の糸満の場面と、国際通りに現れた花嫁衣装の奥様の映像でしょう。

自宅でもある国際通りに面した金城時計店から出てきた和装の花嫁さんが、披露宴会場に向かうために車に乗るまでの短いカットですが、国際通りというロケーションもあって、強烈な印象に残ります。通りすがりの女性たちも、思わず振り向いてしまう様子も映っています。

これもとにかく、国際通りに生活感のあった時代の映像ですね。

▲2分45秒あたり、国際通りに現れた花嫁さん。

 

少し戻って、映像の冒頭は糸満の実家に婚約者を連れてか行く所です。奥様の思い出によると、実家への挨拶程度の話で出かけて行ったら、突然結婚の儀式が始まったということです。確かに映像を見ると、お箸を使って奥様の手のひらに何かを乗せる儀式的なことをしている様子が映っています。

このとき奥様はそれなりにおめかしをしていますが、旦那さんのほうが完全に普段着。横にいるお母さんの満面の笑みがステキです。

▲お箸で何かをお婚約者の手のひらに置いている。
▲実家の前での記念撮影。

 

最後は披露宴会場。数々の出し物が映し出されます。洋装にお色直しした花嫁さんも映ります。

フィルムの死後に、奥様が歩いている映像が映ります。場所は不明です。

(文:真喜屋力)

 

 

 

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