奥武山運動公園のプールは現在も稼働しているけれど、2000年ごろに改築されているようで、外観をふくめいろいろと変わってしまっている。これは改築前の1970年代の様子を映した映像。
No. 0956-04
タイトル:奥武山運動公園プール
撮影者:外間宏三(Kouzou Hokama)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 2m45s
撮影時期 : 1977年ごろ
主なロケ地 : 奥武山運動公園プール (沖縄県那覇市奥武山)
スキャン: Frame by Frame
奥武山公園のプールは、競技大会の会場になるなど、プールはもちろん立派な観客席もあるプールでした。しかし、ネット上ではあまり資料が見つからないため、いつごろ造られて、いつ改築されたのかはわからないので、とりあえずこんな造りのプールが奥武山公園にあったと言うことを思い出していただければと思います。
映像冒頭ではプール施設の中に入っていく小学生とともに、建物の入口部分が映し出されています。男の子の方には、水着やタオルの入ったバッグが見えます。
水泳の授業ではないけれど、いわゆる水遊びでもない。しっかりと指導する大人がいて、水泳の練習もしているのがわかります。水泳クラブとか、夏休みの特別授業とでも言った感じでしょうか?
このプールの背後には丘の上に沖宮という神社があるため、背後に石積みの切り立った壁があり、その反対側はネット越しに平良な土地が見えています。
上記の画像にはコンクリート建築の建物が見えていますが、今度地図を見ながらいろいろ確認してみたいと思います。
追記
記事公開後に、Facebookに情報提供がありました。なんでも…
- 指導してる男性は、沖縄スイミングスクール創設者の大湾朝史先生であろう。
- 奥武山のチーム若夏SCと、パシフィックホテルがホームの東京スイマーズ那覇のチーム水着も確認。
沖縄スイミングスクールも懐かしい響きですが、そんな重要な方が写っていたいたとは驚きです。
あと水泳の世界にもチームと言うのがあったんだというのは、初めて意識いたしました。
また、那覇市立小禄小学校卒業生からも思い出話が届いています。
なんでも小禄小学校には当時はプールがなく、水泳の授業のために近隣の高良小学校や、この奥武山プールまで泳ぎに来たとか。
あわせて、映像に映っている門扉の隙間から忍び込むことができたと、解説の画像(下)とともに思い出話も披露していただきました。言われてみれば子供だったらくぐり抜けられそうな。
言われないと絶対に気づかない…と言うか、想像もしませんでした。こうやってまた、何でもない映像がドラマチックに見えてきます。やはり映像を公開するというのは重要ですね。
ありがとうございました。
(文:真喜屋力)
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