首里プールは那覇市首里にあった市民プール。1994年に閉鎖されましたが、現在も跡地には碑が立てられています。
No. 0648-01
タイトル:首里プール
撮影者:岡本晃(Akira Okamoto)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 2m21s
撮影時期 : 1970年代
主なロケ地 : 首里プール (沖縄県那覇市首里山川)
スキャン: Frame by Frame
*********************************
首里の住宅地の真ん中にあった市民プール。現在は無くなっていますが、戦後の沖縄の水泳振興に貢献し、多くの人に親しまれていました。映像は施設全体を記録しているわけではありません。フィルムの箱に「首里プール」と書かれていただけです。ですのでもし覚えている方がいたら追加の情報や、まちがいなく首里プールだ!と言った情報を寄せていただけると助かります。
首里プールは古都首里の町(当時は首里市)に、1952年に造られた、公営の市民プール。1994年に閉鎖され、跡地には集合住宅が造られています。しかし、記念碑も建てられるなど、地域の人々のこだわりや思い入れを感じさせます。
この碑文を読めばだいたいのことがわかるので、そのままここに掲載いたします。
首里プール碑文
首里プールは、戦後の荒廃した郷土と市民の心を鼓舞し、復興の槌音となった県内最初の淡水プールである。その竣工は、県水泳連盟を中心に、旧首里市、他関係各界の熱意と、県内はもとより県外、遠くハワイ等国外からの物心両面にわたる尽力の賜物であった。
以来、水泳の普及振興、競技力向上はもとより日本を代表する選手を多数輩出し、また青少年の健全育成、市民の健康増進、地域社会への貢献と枚挙にいとまのない数々の功績を残した。
首里プール碑文昭和27年(1952年)6月竣工、平成6年(1994年)10月閉鎖
惜しまれながらここに43年余の歴史を閉じる。主な事業
【一般開放、児童生徒成人親子身体障害者等各種の水泳教室の開催。県外選手、指導者招聘強化合宿等実施、世紀従事・消防の人命救助訓練での活用、小・中・高・大学等の授業、ボランティア水泳クラブ・首里カッパクラブの活動】
特色:有志による建設委員会が設立され、寄付金と手弁当による児童生徒の勤労奉仕等、行政の枠を越えた「手作りプール」として誕生。その後首里市に移管され、市営プールとして運営される。上水道の内当初は、龍潭池より水を引き、ろ過して利用していた。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply