奥武山の沖宮(おきのぐう)から眺めた漫湖の風景。二つのベニヤ工場と、なつかしのパイプライン橋が映っています。
No. 1498-03
タイトル:奥武山 沖宮から漫湖
撮影者:山里景吉(Keikichi Yamazato)撮影メディア : 8mm Film/B&W
本編時間: 1m25s
撮影時期 : 1960年代
主なロケ地 : 琉球八社 沖宮 (沖縄県那覇市奥武山町)
スキャン方式 : Frame by Frame
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琉球八社 沖宮
沖宮は琉球八社の一つに数えられる由緒ある神社。那覇市の奥武山運動公園の中の丘の上にあります。沖縄県内では大きな神社ですが、神社本庁には属さないというのも興味深いところです。
撮影は1960年代の後半だと思われます。神社周辺のどの辺をとったのかわからないのですが、参道ではなく、ちょっとそれた山道のような場所を移動して、眺めの良いところを捜していたようです。
最初に映し出される遠景は漫湖の川上側の映像です(画像2)。左側が那覇市、右側の丘陵が豊見城城址公園の辺りでしょうか。中央に沖縄プライウッド社(ベニヤ板)の工場と煙突が見えています。
沖縄プライウッド社といえば、労働争議で煙突スト(煙突上でストライキ)をしたことで有名です。
次に映る遠景(画像3)は沖宮から海側の方向を見た映像です。こちらの煙突は国場ベニヤ工場。手前にかかっている橋は燃料を輸送するパイプラインですが、パイプの上に板がはられており、人間が渡ることができるようになっていました。
下の地図は沖縄グラビア社が復帰前に出版した「那覇市全図」の一部を若干加工したものですが、時代的にはほぼ同じものです。沖宮や奥武山は地図に描かれていませんが、だいたいの位置関係はこんな感じという参考までに。
(文:真喜屋力)
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