【FILMS】守礼の門のカメラマンとモデル

沖縄の観光地として知られる守礼の門。琉装の衣装を着たモデルさんと記念撮影をする光景はいつごろから始まったのでしょうか?

N0. 0700-01
撮影者 : 匿名
タイトル:守礼の門のカメラマンとモデル
Cameraman and Model at Shureinomon

本編時間: 2m33s
主なロケ地 : 守礼の門 (沖縄県那覇市首里)
撮影時期 : 1976年4月1日
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : Frame by Frame

映像の始めのところで、記念撮影用の撮影日時を記した看板が映し出されますので、間違いはないでしょう。時代的には復帰から4年。沖縄海洋博が終わって3ヶ月が経とうとしている時期になります。

 

撮影者は写真館の関係者です。撮影技術はもちろんある方ですが、フィルムの劣化が激しく、色落ちだけでなく、ガタツキもかなり目立っていて残念です。

守礼の門の足下が映りますが、改修前でなので、やや雨ざらしの感じになっています。

▲守礼の門の足下。

基本的には仕事中と言うよりは、客待ちの暇な時間に遊びで撮影している映像です。女性たちはガールズトーク、男性は囲碁将棋。考えてみたら小学校でもこんな感じだったと思いだします。

▲ガールズトークと、将棋で客待ち。

カメラマンも映っていますが、一瞬、後ろを横切るバスがちょっと気になります。色が変色しているので、よくわからないのですがどこの会社なのでしょうか。

▲カメラマン。背後のバスが気になります。

映像の途中で上映のスピードが速くなります。撮影者は撮影技術のある方だと思うので、おそらく早回し風のコミカルな映像を撮影しようとして、狙いで速度をかえためのものと思われますので、特に調整はしないことにしました。

ちなみに8ミリカメラは、撮影中もフィルムの回る音(正確にはフィルムを進める機械の音)が聞こえるのですが、撮影速度を変えるとカメラの音が変わります。そのため何かのまちがいと言うことではないと思われます。

当時の記念撮影屋さんの様子がかいま見れる映像ですが、登場する女性たちの髪形や服装が、いかにも’70年代の中ごろの雰囲気で、その辺も見どころです。

(文:真喜屋力)

▲琉装以外もファッショナブル。

 

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