沖縄には三大綱曳きと呼ばれる大きな綱曳きの他にも、いろいろあります。糸満市の座並にも大綱曳きもその一つ。ここでは綱曳きにまつわるささやかな記録です。
No. 0688-03
タイトル:子供の旗頭 糸満市座波の綱曳き
撮影者:金城真助(Shinsuke Kinjo)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 4m18s
撮影時期 : 1971年9月
主なロケ地 : 座波公民館前 (沖縄県糸満市座波)
スキャン方式 : Frame by Frame
名前の書かれた小さな旗頭を持った男の子が映っています。旗頭は通常は綱曳きの東と西のチームごとにあるか、集落単位で掲げられるもの。この様に個人で旗頭を持っているのは、珍しい光景です。
撮影者にこのことを聞いてみると「このような旗頭はみんなが持っているものではなく、作りたい人が作っていた。この旗頭も、自分がこどものために作ったもの」と言う返事。また子供の年齢とかそういう生年祝い的なものでもなく、作りたい人が作っていたそうです。
これは風習として昔からあったのか、今も続いているのかというのは、奥様の意見とも食い違うところがあり、よくわかってはいません。
実際に、映像には他の”子供旗頭”は映っていないので、これをすぐに座波の風習とは断定できませんが、ユニークな記録として残していきたいと思います。
(文:真喜屋力)
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