古新聞や雑誌のバックナンバーで、数十年前の社会の雰囲気を知ることは多い。お目在ての記事の周辺に乗っている関係ない三面記事や広告からにじみ出る、当時の世相が調査中の確信をあぶり出してくれたりもする。
しかし日常的な情報ツールとなったWebの記事などは、気がついたら消えていたり、そうでなくても微調整でページが入れ替わったり、上書きされたりで、古い情報は発信者ですら持っていないこともあるし、発信者そのものが消えていたりすることもありますからね。
そんなわけで、Webサイトのアーカイブも、けっこう前から取り組んでいる組織はあるわけですが、日本ではやはり国立国会図書館が進んでいるようです。
NHK NEWS WEB
「消えたウェブサイトを後世に」
http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_0816.html
消えた地方自治体のオフィシャルサイトとかあるようなので、調べ物には良いかもしれません。市史編纂室などにとってもありがたいアーカイブ。イベントなどは、前例のリサーチにも使えるのかも…など利活用の発想を巡らすのもアーカイブの楽しみです。
国立国会図書館
インターネット資料収集保存事業(WARP)
(文 真喜屋)
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