フクギ並木で有名な沖縄縣本部町備瀬の海岸とそこに暮らす父母。幼い孫の姿。古い集落の静かな生活が淡々と記録されていて、地味ながら愛おしさが滲み出る映像。時代的には沖縄海洋博覧会の直前1975年の年頭くらいではないかと思われる。
N0. 0082-00
撮影者 : 匿名
タイトル:備瀬の実家、里帰り本編時間: 3m20s
主なロケ地 : 実家 (沖縄県本部町備瀬)
撮影時期 : 1975年ごろ
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : Frame by Frame
海岸からは備瀬崎の灯台、伊江島、そして海洋博会場が見える。四角く赤レンガの壁のように見える建物は住友館。エキスポランドのジェットコースターのレールが、手前に見えている。また海洋博で作られた人工ビーチ”エキスポビーチ”には、植えたばかりなのか、葉っぱの部分に養生の布が巻かれた状態のヤシの木が見える。このことから、撮影時期は海洋博オープン前の1975年早い時期(オープンは7月20日)であろう。
魚をよりわける漁師の手元や、質素なトートーメーなど、静かな集落の生活と、老人と子供のコントラストなど、詩的な風格を感じてしまう映像です。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply