今週の26日。沖縄デジタルアーカイブ協議会の発表会が行われる。その場で日ごろの仕事などを発表いたしますが、今回僕らが発表するのは1950年の沖縄を映した8ミリフィルム。通称『カメチヨ・フィルム』と呼んでいる映像を上映しつつ、講演も行います。協議会メンバーは無料ですが、一般参加者も資料代500円ということで、参加いただくことが可能です。
»「第一回 沖縄デジタルアーカイブ協議会 定例研究発表会」について
小禄の歴史家、高良さんから持ち込まれた「戦後の沖縄の記録動画」、通称「カメチヨ・フィルム」と呼んでいる8ミリフィルムの映像は、沖縄県の小禄村(現在の那覇市小禄)からハワイに移民して成功した上原カメチヨ氏(カマゾウ、カメキチという説もあり)が撮影したもので、フィルム自体は見つかっていないが、VHSビデオの形で小禄在住の御親戚の家で見つかった。ラベルには「OKINAWA 1951」と書かれているが、内容を見るかぎり1950年の沖縄と、1960年代の沖縄が記録されている。長さは約50分。御親戚の許諾をうけ、限定的なから公開し、分析を行っていきたいと考えています。
またデジタルアーカイブを利用した映像分析の方法など、提案していければと思います。
本映像の特長
- 1950年の映像
- 田舎の風景の描写
- 広範囲
現在判明している内容
- ハワイの空港
- 字小禄のクシユッキー(村踊り)
- 国際劇場(現 てんぶす那覇)
- 那覇市役所(元グランドオリオン)
- ガーブ川とマチグワァー
- 第一回ハワイ観光団寄港歓迎(ホワイトビーチ)
- ひめゆりの塔と南部戦跡
- 漫湖に浮かぶガーナムイ
- ヤンバルへのドライブ(金武など)
- etc.
これに加えて、1960年代の映像もあります。
その他、あれではないか、これではないかと、一体これはどこだ?などの謎を解いて行く過程です。
今後の本映像の利用方法についての報告もさせていただきます。
(文:真喜屋力)
日 時:2018年5月26日(土)15時〜18時
場 所:沖縄県立芸術大学附属研究所 3F小講堂(定員100名)
地図:https://goo.gl/maps/715Rx3d4hTs
参加費(資料代):500円(協議会会員の方は無料)
※一般参加可能。但し一般の方は事前申し込みと、参加費のお支払いが必要です。
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<お問い合わせ>
沖縄デジタルアーカイブ協議会事務局
e-mail: okinawa.dac@gmail.com
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