
琉球大学が首里キャンパスから西原キャンパスへの移転時の映像ですが、間に首里での琉大祭や合格発表の映像が挿入されている。
No. 0959-00
タイトル:琉大 移転前後
撮影者:外間宏三(Kouzou Hokama)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 32m15s
撮影時期 : 1979年後半
主なロケ地 : 琉球大学 首里キャンパス、西原キャンパス (沖縄県)
スキャン: Frame by Frame
琉球大学の教授、外間さんの撮影した琉大移転の記録。教授らしく「移転のロードマップ」を文字で紹介してくれているので、下記にテキストを起しておきます。
移転の順序及び時期
農学部 1979年3月移転完了。
工学部 1979年10月
理学部1980年3月
以下 教養部、法文学部、教育学部、短期大学部、付属図書館、本館、管理棟とつづき、1982年3月までには移転完了の予定である。(映像冒頭の文字情報)
撮影者は理学部の教授なので、このフィルムは1979年から1980年3月くらいに撮影された物と思われます。
前半は首里キャンパスの映像。ただ画角が狭いわりにカメラが安定しないので、あまりよくわからない映像です。ただ校舎が密集してい田のはなんとなくわかると言う感じです。

第29回琉大祭 [9:58]
中盤からは琉大祭の映像が始ります


合格発表の映像 [15:32]
一瞬ですが、合格発表の映像もあります。最近はどんな感じなのか見たことがないのですが、こうやって合格者の受験番号を貼りだしていくと言う形式でした。同時に琉大の合格発表はテレビ中継もありました。1984年の合格発表のフィルムは以前にも紹介しています。
番号を探す人々や、胴上げをする集団など、悲喜こもごもな風景が見れます。

首里から西原へのキャンパスの移転 [16:35]
首里キャンパスでの移転は、校舎内での整理整頓、荷造りから始ります。壁には「さようなら この部屋 一九八〇年三月十五日」と貼り紙があることから、この日に引っ越しをしたのではないかと思われます。
荷物は校舎の窓からクレーンで吊り下ろし、次々とコンテナに積み込まれ、新しくできた西原キャンパスに運ばれると、再びクレーンで窓から搬入されていきます。
できたばかりの校舎と、建設を待つ広大な敷地の映像が映し出され、現在のキャンパスと見比べるとおもしろいと思います。
(文:真喜屋力)

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