今回の井須さんのフィルム群の中では、もっともホームムービーの王道とも言える、母親と赤ちゃんの映像。ただし、映っているのは井須家の人ではないようだ。
No. 1668-02
タイトル:自宅の母親と赤ちゃん
撮影者:井須荘二(Souji Isu)
提供者:外間政一郎(Seiichiro Hokama)
撮影メディア : 8mm Film/B&W/16fps
本編時間: 2m4s
撮影時期 : 1937年6月
主なロケ地 : 自宅 (北海道)
スキャン: Frame by Frame
井須荘二さんの長男である和男さんによると、映っている母子は特定できないそうです。パッケージには「笠原氏試冩分」とメモがあることから、これは笠原氏がカメラとフィルムを借りて、自分の家族を撮影したものなのかも知れませんが、フィルムの権利者として便宜上は井須荘二さんのフィルムとして扱っています。
撮影のリラックスした雰囲気、対象との距離感、室内外に関わらずカメラが入り込んで撮影する様子など、たいした根拠はないですが、撮影者は井須荘二さんではなく、この母子の家族(父)ではないのかと思えてきます。
庭や家の造り、テーブルの凝ったデザインなど、かなりの良い暮しぶりが伝わって来ます。
(文:真喜屋力)
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