沖縄の人なら誰もが知っていた「ママと赤ちゃんの店 だいしん」の創業当時の映像です。
No. 1817-02
タイトル:ママと赤ちゃんの店 大信商会
提供者:嘉納勝(Masaru Kanou)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 2m19s
撮影時期 : 1970年ごろ
主なロケ地 : ママと赤ちゃんの店 大信商会 (沖縄県那覇市牧志)
スキャン: Frame by Frame
このマークを見てピンとくる方も多いと思われます。沖縄で初のマタニティ専門店「ママと赤ちゃんの店 大信商会」のロゴというか、マーク、シンボルイラスト。
これまで前例がない専門店であったこと、生活スタイルが変わってきたこと、さらに言えばテレビコマーシャルが頻繁に流れたこともあり、沖縄では多くの人が知る有名なお店でした。経営者は大嶺芳信、靖子さんのご夫婦。
創業は1969年ごろ。店舗は那覇市の沖映通りでスタートします。映像もその時代のもので、極初期のものと思われます。まだ上のマークは登場していないのがわかります。
店舗があったのは沖映通りの中ほど。周囲の建物がだいぶ入れ替わっているため、詳細な位置はハッキリしないのですが、みどり駐車場とパラダイス通りの間くらい、おそらく現在の東江眼鏡のある辺りではないでしょうか。
大信商会は後に「だいしん」とシンプルな名前に社名変更。しばらくして沖映通りから開南バス停の前に移転します。この場所はもともと大丸パチンコがあった場所です。
実は大信商会の大嶺芳信社長は、大丸(パチンコ、製氷、ボーリング)を経営する大嶺芳雄さんの三男で、家族から独立して興したのが「ママと赤ちゃんの店 大進商会」だったそうです。遺産相続と言う形で開南のパチンコ店を引き継ぎ、移転されたのでした。
その後、開南の道路拡幅のために閉店し、現在は小さなカフェを営んでいます。
ともあれ沖縄では知らぬものもいないほど有名になり、42年間の歴史を作った「ママと赤ちゃんの店 」。スタート時の姿と、1970年頃の懐かしい沖映通りのショットとともにお楽しみください。
(文:真喜屋力)
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