1984年の壷屋小学校界隈の映像。那覇の繁華街の裏側の風景。
No. 0643-00
タイトル:幼稚園運動会と安里の住宅街
撮影者:岡本晃(Akira Okamoto)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 3m22s
撮影時期 : 1984年11月3日
主なロケ地 : 壷屋小学校など (沖縄県那覇市)
スキャン: Frame by Frame
主な撮影場所は那覇市立壷屋小学校と、その目の前の住宅街。現在で言うとサイオンスクエアの裏側の安里川に沿って広がる住宅街。この辺はもともと合併前の旧那覇市と真和志村の接点で、その境界線はクネクネと流れる安里川。現在も川の南側は那覇市牧志、北側は那覇市安里と区分けされています。
冒頭に登場する女性が着ているTシャツは「festival」というファッションビル(現在はドン・キホーテ国際通り店)のロゴがプリントされています。フェスティバルビルのオープンは1984年9月ということなので、この映像はその二ヶ月後。おそらくオープン記念の景品とかプレゼントのTシャツなのだと思われます。
前半のメインは那覇市立壷屋小学校で行われた幼稚園の運動会。奥に国際通りのビル群が見えています。おそらく現在のサイオンスクウェアの向かい辺りのビル。右奥に見えるのが現在のロイヤルオリオンホテルの建物だと思われます。
運動会の様子も玉転がしなどかわいらしい競技が見られます。校舎は現在のものと変わらないように見えるのですが、どうでしょうか?
後半は運動会が終わって言えに変えるところ。昭和の香りのする風景ですが、沖縄で一番の繁華街の裏通りと言うのがおもしろい所です。
戦後に急速に人が集まり人々が流入したおかげで、道路なども複雑で人口密度も高く、逆にその後の開発が進まない典型的なパターンだと思います。おかげで昭和の佇まいが長らく保たれ、散歩コースとして魅力的な風景を今も残していました。
これは国際通り全体にいえることでもありますが、安里川流域は特にその傾向が強かったように思えます。ただこれもサイオンスクエアができてから、少し変化の速度が上がりはじめた気がします。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply