【FILMS】平松子供会

宜野座村のとある集落のイベント。「子供会」とあるが、らしからぬ展開の映像です。

No. 0617-00
タイトル:平松子供会
撮影者:比嘉保夫(Yasuo Higa)

撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 14m4s
撮影時期 : 1977年9月
主なロケ地 : 宜野座高校体育館 (沖縄県宜野座村)
スキャン: Frame by Frame

宜野座村に平松という地域があるのかと思ったが、地図上では見つからない。THE HIRAMATSU HOTEL RESORTS 宜野座というホテルがあるが、地名で言うと宜野座村松田に建っている。しかも伊勢志摩や京都にも同名の系列ホテルが建っているので、この名前と地名は特に関係なさそうです。

▲子供会と言いながら、敬老会にも見える演目。

途中で映る黒板に書かれた式次第には「平松子ども●●あいさつ」など、「平松」という名前が登場しているので会の名前にまちがいはなさそうです。

平松毛

ということで平松について謎が深まっていたのですが、ネットでこの記事をアップした所、情報が転がり込みました。

宜野座村宜野座区に平松毛(ひらまつもー)という場所があり、ここで2年に1度八月あしび(豊年祭)が行われます。たぶん宜野座区のこども会の事で、この八月あしびの一コマかもしれません。

(Facebookへの書き込みより)

毛(もー)とは広場のことで、観光地でもある万座毛などが有名ですね。

言及されえている「宜野座の八月あしび」については、国指定文化財データベースに記載があり、平松毛についても言及がありました。

» 宜野座の八月あしび | 国指定文化財データベース

このような象徴的な場所の名前を子供会の名前として付けていたのかも知れませんね。

あと上記の式次第の内容や、映像を観ていて感じるのですが、「子供会」と言いながらも、敬老会の様な雰囲気で、子供向けにしては渋過ぎる内容です。

どれくらいの歴史のあるイベントなのか、ちょっとわかっていないのですが、学事奨励会のようなものが、その発端なのかも知れません。地域で子供たちを育て、見守る感じが滲み出ています。

下の写真も不思議です。もしかしたら、式次第にある「母と子の会話」という演目でしょうか?正座した女性(マイクあり)で、男の子がジュースのビンを片手に話を聞いている不思議な状況です。

最後は定番のカチャーシーですが、大人の男性メンバーの踊りが全員ウケ狙いのヘッポコ感あふれる動きで、楽しく見れます。

最後に踊る子供たちのカチャーシーも、ラストがキュート。

(文:真喜屋力)

 

▲女性に比べて男性のカチャーシーはウケ狙いな感じ。

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