豊見城城趾公園にウルトラマンレオがやって来た映像です。
No. 0677-04
タイトル:豊見城城趾公園 ウルトラマンショー
撮影者:金城真助(Shinsuke Kinjo)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 3m50s
撮影時期 : 1975年以降5月5日
主なロケ地 : 豊見城城趾公園 (沖縄県豊見城市豊見城)
スキャン: Frame by Frame
豊見城城趾公園は、一部が沖縄空手会館として使われていますが、公園としては休演中のようです。歴史的には
豊見城市の漫湖(まんこ)を見下ろす琉球石灰岩の丘陵地に立地しています。14世紀末~15世紀初頭、三山(さんざん)時代に南山(なんざん)王の従弟(じゅうてい)である汪応祖(おうおうそ)がグスクを築き、尚巴志(しょう・はし)によって落城されたといわれています。城壁やアーチ門などグスクの遺構は戦後の採石により壊されてしまいましたが、漫湖側に城壁の一部と思われる石積みが確認されています。
1970年代は植物園的なイメージのある行楽地で、僕も小学校の遠足で行った覚えがありますが、遊具のようなものは特になかったと思います。
広場があるので、レクリエーションや、イベントなどが行われていたのでしょう。
漫湖の上流の方にあり、崖の上から那覇市街を見渡したパンショットが見られます。最初にアップになっている背の高い塔のようなものは沖縄山形屋でしょうか?その向こうには天久のホテルエッカや東急ホテルが見えています。
後半はいよいよウルトラマンショー。登場するヒーローはウルトラマンレオです。
ウルトラマンレオの放送時期は1974年4月から一年間。なのでこの映像は1975年以降ではないでしょうか?
カメラが引いた画面になると、ものすごい数の子供たちが訪れているのがわかります。またウルトラマンレオの足元には二頭の怪獣が倒れています。奥にいる黄色っぽいのはエレキングのようですね。
二頭とも倒していますが、ウルトラマンレオはファイティングポーズを解いていません。そのわけは次のカットでわかります。
どうやら怪獣を操っていた悪の宇宙人がいたようです。左手に銀の玉、右手になぜかハンドマイクを持ってウルトラマンレオににじり寄る。どうやら銀の玉は何かのパワーがあるようで、ウルトラマンレオも身体が固まっている。危うしウルトラマンレオ…..
普通はこういうイベントは司会のお姉さんがマイクでいろいろ話しながら、クライマックスで「みんなでウルトラマンを応援してぇー」と、観客をのせて行くのですが、この映像のように悪役がマイクでしゃべりながら演じる場合、どういう展開なのか非常に気になります。やはりお姉さんが別にいるんでしょうか?
(文:真喜屋力)
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