【FILMS】泊港から那覇を眺める

那覇の町の風景のみの映像をお送りいたします。時代は復帰直前くらいでしょうか。

No. 1500-01
タイトル:泊港から那覇を眺める
撮影者:山里景吉(Keikichi Yamazato)

撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 31s
撮影時期 : 1970年ごろ
主なロケ地 : 泊港 那覇港運のビルより (沖縄県那覇市前島)
スキャン方式 : Frame by Frame

 

撮影ポイントは下記のGoogle Mapに示した場所で、泊ふ頭入口交差点の角にあるスマイルホテル(2020年現在)のあたり。撮影時はここに那覇港運のビルがあった。

最初のカットは屋上から海側を撮影したパンショットで、泊港から前島三丁目が映し出される。今と大きく違うのは何と言っても港の上にかかる泊大橋がないと言うことでしょう。

また奥にまっすぐに伸びる道の向こうに海岸線に沿って四っつのアパートが見えるが、これは若狭市営住宅で、1956年に作られたもの。1980年に現在の形の若狭改良市営住宅として、10階建6棟の団地となったが、それまでは海岸線に沿って3階建のアパートが四っつと、一軒家の住宅が並ぶ住宅地だった。団地ではなく一戸建ての市営住宅というのも珍しかったと思われる。

▲泊港から前島三丁目。その奥には重民町(若狭3丁目)。

続いて映し出されるのは、撮影ポイントから南向きに国道58号線(当時は1号線)を眺めた風景。中央に一際目立っている高層建築は国場ビルであろう。

興味深いのは左下の大通り沿いに建つ二軒の建物で、これは現在も健在です。手前の建物は交差点の角で弁当屋のほっともっと前島店となっています。当時は食堂があったと言うことです。

この建物は古いだけあって、他の泊港の映像でもチラチラと写り込んでいます。

» コザから泊港へ | 沖縄アーカイブ研究所

 

▲1号線(国道58号線)沿いに南を見る。

 

続いて大きな建物のアップが映し出されます。現在のところよくわかっていませんが、場所は前島北公園と言う三角公園のすぐ横になります。この建物のすぐ左奥に漢字四文字の看板が見えますが、これは潮渡川沿いにある浜松病院の看板です。

(文:真喜屋力)

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