4月ももう少しで終りですが、ウシーミー(清明祭)のお墓参りの様子の記録。同世代の子供たちが多く、楽しそうな様子が映されています。
No. 1075-01
タイトル:ウシーミー(清明祭)
撮影者:島袋光男(Mitsuo Shimabukuro)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 6m38s
撮影時期 : 1977年4月
主なロケ地 : お墓 (沖縄県)
スキャン方式 : Frame by Frame
清明とは二十四節期の五番目。沖縄ではシーミーとかウシーミーとか呼び、墓参りをする習わし。中国では「掃墓節」という異名があり、やはり先祖の眠る墓を掃除して墓参りという沖縄と同じ風趣があるようです。
というわけで、沖縄の人々にとってはシーミー(墓参り)は、普段会えない親戚が集まって行うピクニックやビーチパーティーと同じ感覚でもあり、特に子供たちにとっては同世代の従姉妹たちと遊ぶ楽しいイベント。こういう記憶が積み重なっているせいか、沖縄の人は墓に対して悪い印象を持っていないのではないでしょうか。
とはいえ、昨今の核家族化で、墓も小さな単位で作り直されるようになってきて、親戚一同が集まれない事も増えてきたと思います。沖縄の人々のお墓に対する気持ちも、少しずつ変わっていくかも知れません。そう言う時代に、このような思い出の映像が、役に立つことも増えてくるかも知れません。
(文:真喜屋力)
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