【FILMS】那覇港での見送り

那覇港の別れの紙テープが印象的。中部写真館を経営されている久場さんの撮影だけあって、モノクロ画面の美しさが引き出されている。

N0. 0823-00
撮影者 : 久場良信 (Yoshinobu Kuba)
タイトル:那覇港の見送り

本編時間: 4m54s
主なロケ地 : 那覇港 (沖縄県那覇市)
撮影時期 : 1965年8月
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : Frame by Frame

「コザから泊港へ」という8ミリと似た構成で、コザを出発して那覇の港へ見送りに行く。那覇港は大型客船も入る大きな港のため、泊港よりもスケール感がましています。

コザから那覇へ向かう様子から入るのも前作といっしょです。途中の車窓の風景が映ります。コザ市内の映像でしょうか。

▲コザから那覇へ向かう途中の車窓より。

 

▲那覇港の入口付近の駐車スペースと思われる。

港に着いてからは、白い帽子を被った少女が主人公のように映画が展開していくのだが、並行して”ひめゆり丸”と、そこから伸びる紙テープが映像の中心になっていく。カメラマンが現場で反応してあれこれ工夫して撮影をしていたことが想像できるほどに、様々な位置からフォトジェニックな場面を切り取っている。

特に逆光を利用したモノクロらしい画面の美しさはは圧倒的なボリュームで紙テープの存在感を印象的に見せているところが素晴らしい。港の別れの映像はこの時代の8ミリフィルムでは多く見られるが、その中でも抜きんでた映像である。

もちろん、見送りに来た人々も正面から捉えた映像がおおく、それぞれの表情をきちんと捉えているのは、やはりプロのカメラマンらしい。

時代の記録でありながら、ミニドラマのような魅力的な映像。

(文:真喜屋力)

 

▲左の帽子の少女が、後半は主人公の様に見えてくる。

 

▲モノクロを活かした逆光できらめく紙テープ。

 

▲こういうエモーショナルなカットも写真家ならではの画面。
▲放射線状にはためく紙テープ。

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