このたび沖縄アーカイブ研究所の活動が、デジタルアーカイブ学会学会賞の実践賞をいただくことになりました。
デジタルアーカイブ学会とは「大学、博物館、美術館、図書館、公文書館、官庁、地方自治体、民間のデジタル アーカイブ関係者の集まり、産官学を越えて活動する組織です。デジタルアーカイブの理論、実践、法制度などを研究し、デジタルアーカイブ関係者の経験交流と研鑽の場としてスタートしたものです。
アーカイブなんだから、ともかく人に見られなければ意味がないと、フィルムの収集、保存、公開と言うワンサイクルを、地道にやって来た結果が、実践賞という形で評価されたことは、たいへん光栄な賞だと感じています。
これも多くのみなさまのご支援あってのことだと感謝しております。
あわせて、私たちを含め多くの人々の心を掴んだ8ミリフィルムを撮影し、公開を許諾してくださった撮影者とその御家族、関係者の皆さまに感謝と敬意を表したいと思います。
これからも貴重な地域の文化資源として8ミリ映画を収集、保存、公開をおこなっていけるよう努力していきたいと思いますので、引き続き皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
(文:真喜屋力)
デジタルアーカイブ学会 第3回 学会賞受賞者
〇功労賞
アンドルー・ゴードン氏(ハーバード大学教授)
〇実践賞
- 大網白里市教育委員会
- 沖縄アーカイブ研究所
- 久米川正好氏(NPO法人 科学映像館を支える会)
- チーム カルチュラル・ジャパン
- 東京大学学術資産アーカイブ化推進室
- 中村覚氏(東京大学史料編纂所)
〇学術賞(研究論文)
- 青池亨(国立国会図書館), 木下貴文(国立国会図書館), 里見航(国立国会図書館), 川島隆徳(国立国会図書館) 「機械学習のための資料レイアウトデータセットの構築と公開」『じんもんこん2019論文集』
- 大井将生, 渡邉英徳「ジャパンサーチを活用した小中高でのキュレーション授業デザイン : デジタルアーカイブの教育活用意義と可能性 “デジタルアーカイブ学会誌 = Journal of the Japan Society for Digital Archive 4(4), 352-359, 2020
〇学術賞(著書)
- 下田正弘・永﨑研宣編『デジタル学術空間の作り方 仏教学から提起する次世代人文学のモデル』文学通信)2019年11月
- 柳与志夫『デジタルアーカイブの理論と政策』勁草書房、2020年1月
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