珍しい闘牛の映像です。しかもピカソの線画のような顔と、ジャージを付けた闘牛たち。シュールで楽しい映像。
No. 0155-02
タイトル:沖縄教区運動会の闘牛
撮影者:真境名敏夫(Toshio Majikina)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 9m43s
撮影時期 : 1980年
主なロケ地 : 不明 (沖縄県)
スキャン方式 : Frame by Frame
この映像はセブンズデーアドベンチスト教会の運動会の様子を撮ったもので、普通にかけっこや群舞など楽しげな運動会の記録です。しかし2分45秒あたりからスタートする闘牛の場面が秀逸過ぎて、ついついクセになります。
なんと言ってもその顔がシンプルながらセンス良く描かれており、かなりの画才を感じます。大きさも迫力があっていい感じ。こうなると足がチャチいのもコントラストになってシュールなおもしろさを醸し出しています。動きもなんだかそれらしい。しかしなんと言っても一番良いのは、牛のセコンドを務める牛オーラセーこと闘牛士たちの演技。時おり鞭のように藁の綱を振り上げながら、腰を落として精いっぱい盛り上げてくれている。サイレントフィルムですが声が聞こえてきそうな迫力。マジであることがさらに城内の笑いをよんだであろう楽しいエキシビションです。
場所はハッキリしないのですが、テントの屋根に「アドベンチストコザ」と書かれているので、コザのどこかの学校が使用されているようです。
(文:真喜屋力)
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