【東アジア映像館】
人間と海 〜海-その望ましい未来-(第2部)〜

海と共に生きてきた祖先の心を受け継ぐ。沖縄の人々と海の歴史。
自然との調和をくずさぬ正しい開発とは?昔より海で生活している沖縄の人々と海との関係を素朴になつかしく語る。
冒頭、サバニから海に飛び込む青年たちから始まり、魚を穫ったり、ウミガメと遊ぶ様子が映し出されます。その様子は、海の中を泳ぐ魚のように美しい。
本作品は、海からもたらされたモノや民具、糸などの文化、海上相撲大会などのレクリエーションなどを見ながら、1975年当時にわき起こった沖縄の開発工事に一石を投じる映像となっています。
開発を重ねて、海を埋め立てる工事は今も変わらず至る所で行われています。
この映像の中で、沖縄国際海洋博覧会を開催するにあたって、このようなナレーションが流れます。
「私たちは、この祭典を自然や文化との調和を保った正しい海の開発を目指す人類の祭にしたいと願わずにはいられない。」
未来に残る美しく平和な海になってほしい、と今見ても変わらず感じさせられる映像です。

製作年 1975年(昭和50年度)
上映時間 25分
規格 16mm/カラー
企画 沖縄県
製作 沖縄県
演出 野村岳也
撮影 上地完道

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