【東アジア映像館】
海中道路 〜明日へ向かう道〜

平安座島の人々の悲願と言いつくせない苦難の歴史が秘められる海中道路の記録
海を渡る道、海中道路は、今、最新の技術によって見違えるようなすばらしい道に生まれ変った。第38回日本産業映画奨励賞受賞。
1972年に作られた海中道路ですが、実は1961年に、海中道路建設期成会が発足され、平安座島民独力による海中道路建設が開始されました。
資金は島民各々からの拠出金や島外からの募金で、手にはバケツ、ざるを持って島民自らが参加し、海中道路を建設したのです。
当時の写真を交えて紹介していますが、島民の人力で道路を作ろうと結集するほど、海中道路は人々の生活にとって本当に必要な命の道であったことが分かります。
道路開始から半月後、台風によって道路建設には大きな被害がありましたが、それにもめげずに工事を開始した、当時の人々の願いの強さを感じさせられます。
人々の汗と涙の結晶である海中道路の歴史です。

製作年 1998年(平成10年度)
上映時間 30分
規格 16mm/16:9/カラー
企画 沖縄県土木建築部 中部土木事務所
製作 (株)シネマ沖縄
受賞 第38回日本産業映画奨励賞受賞
演出 田野多栄一

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