フラミンゴという鳥を知ったのは、「玉泉洞のフラミンゴショー」のTVコマーシャルだと記憶しています。なのでこの映像を観るなり、「玉泉洞に違いない」と、確信したしだい。しかし新聞などを調査しても、当時の広告が見つからないので、事実そうなのか?確証を得るにはいたっておりません。なにかしら御存知の方は、コメント欄などでお報せください。
N0. 0292-04
撮影者 : 匿名
タイトル:玉泉洞のフラミンゴショー
Flamingo show at Gyokusendo本編時間: 3m20s
主なロケ地 : 玉泉洞 (沖縄県南城市玉城前川)
撮影時期 : 1974年ごろ
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : Aerial Image
フラミンゴを巡る事件
当時、沖縄の動物園でフラミンゴショーを行ないそうな場所は、沖縄こどもの国も開園していました。可能性としてはそこもあるかと思いながら、いろいろ資料をあさっていると、1974年3月3日の沖縄タイムスで、気になる記事を見付けました。
飼育していたフラミンゴが野犬に殺されたという記事です。1月に神戸からやって来たばかりのフラミンゴ6羽のうち5羽が野犬にかみ殺されたという内容。園側では餌付けに成功して踊りを教えようとした矢先のできごとであったと伝えています。こどもの国では猟銃の使用許可申請するなど物々しさを伝えています。
昨年、沖縄こどもの国の元園長、比嘉源和氏に尋ねたところ、この件もあって沖縄こどもの国ではフラミンゴショーはやっていないと言うことでした。
玉泉洞なのか?
そこでフィルムを改めて確認していると、広場らしき場所に建てられたテントの屋根に「玉泉洞」の文字が見つかりました。移動テントだけでは今ひとつ不安ですが、九割九分は玉泉洞でまちがいないと思います。今後も新聞広告や、具体的な証言を集めていきたいと思います。
移動式の動物園といっしょのイベント
その他の動物の様子を見ると、「ウシカモシカ」の檻に特別展示と書かれていたり、檻の作りも狙いモアるかも知れませんが、とても常設展ではないので、移動式の動物園であることもわかります。
このフィルムの前半は、ショーの開演を待っている子供たちの様子が記録されます。花柄の子供服や、ベンチの森永牛乳のマークなど、時代を感じさせるアイティムも、なかなか見どころではあります。
(文:真喜屋力)
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