石川ビーチは沖縄県うるま市の海岸。当時の石川ビーチは米軍の保養施設でもありました。映像に登場するのは米国人がほとんどで、沖縄の一般の人々とはまったくことなる生活が存在していたことが、何となく伝わってくる興味深い映像です。ちなみにタイトルには(2)と番号がついていますが、現在のところ(1)は発見されていません。
No. 0302-01
タイトル:石川ビーチ 合唱など
撮影者:匿名撮影メディア : 8mm Film/B&W
本編時間: 2m54s
撮影時期 : 1960年ごろ
主なロケ地 : 石川ビーチ (沖縄県うるま市石川)
スキャン方式 : Aerial Image
*********************************
主なロケ地表示(Google Map表示)
石川ビーチ
石川ビーチの周辺は、戦争ですべてが破壊され、1945年の終戦と同時に捕虜収容所になります。1947年に米軍に保養施設として使用が開始されます。1969年に2千㎡が返還され、1972年の復帰の年に86千㎡。さらに1977年に全部が返還されました。
映像はもちろん返還前。時代ははっきりしませんが、同じ撮影者の他の映像を見る限りでは、1960の初頭か、あるいは1950年代の後半までさかのぼるかもしれません。
フィルムの箱にかかれた通り、本映像が石川ビーチでまちがいないのか?と確認せねばいけません。ご存知の方がいたらご教示お願いしたいと思います。
下の場面に映る山の稜線を見る限りでは、石川ビーチにまちがいないとは思われます。
下記のブログには、石川ビーチのカラー写真が掲載されていますが、そちらと比較してみてください。
この映像の中でも異彩を放つのは、米軍関係者の奥様たちと思われる集団が砂浜に腰かけ、リーダーらしき女性の指揮で合唱をおこなっている場面です。アメリカのテレビ番組から抜け出したようなアメリカンライフがかいま見えて興味深いところです。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply