30年前に撮られた一般市民の8ミリ映画であっても、一度見ると心が動かされる。心が動くなら、そこから生れるアートがあっても良いはずだ。懐かしむだけではなく、今の感情に訴える現在進行形の作品として。
オキナワ・フィルム・ノスタルジア
OKINAWA FILM NOSTALGIA
2018年2月11日(日) 13:15〜14:15
街の小さなアートフェス「Sakurazaka ASYLUM 2018」において、僕らが集めた8ミリ映画を出品いたします。しかもミュージシャン(KgK)による即興演奏もいっしょ。つまり映像と音楽のセッションという、贅沢な趣向でのステージ。まさにASYLUMと言う“場”だからできるコラボレ―ジョンです。
上の動画はイベントのPVで、あくまでもイメージです。実際はステージで演奏してもらい、そのバックに映像が流れます。ミュージシャンも映像を観ながら、即興で音楽を演奏するというスタイル。
素人の撮影した無器用な映像でも、撮影者の“思い”を時が熟成させ、かっこいい音楽が加わることで、新しい作品が生み出せるということを実証いたします
僕らは普段ならば、映像はサイレントのままで上映し、僕の解説をぶせる。というスタイルで上映会をおこなっている。これはこれで充分に楽しく、ニーズもあるのだが、8ミリ映像の魅力の一部でしかないことは、ずっとひっかかっていた。もっと感覚的な利活用の方法、例えば今回のような音楽とのコラボ。これはステージだけではなくPVなどでも使えるだろう。さらにCMなんかでも利用できるだろう。さらにアートイベントならば、インスタレーションとして壁面上映などもできる。
動画という枠から飛び出せば、一枚の画像(連続写真の一コマ)として出版にだって使える。実際にパンショットを分解して作り出したパノラマ画像は、動画以上に空間を再現している。8ミリフィルムの可能性はまだまだ見つかるはずだし、そんなことを考えているのはとても楽しい。
と言うことで、今回は真喜屋力という映像作家として、沖縄アーカイブ研究所の映像資源を利活用し、Sakurazaka ASYLUMと共同でステージ(コンテンツ)を作るという試み。もちろん様々なアーティストにも、今後この映像は広く提供して行きたいと考えている。いろいろな人の発想で、ユニークな利活用が生まれるとありがたいのです。逆に言うと、古い映像がきっかけになって、新しい何かが生れることを期待しているのです。
まずは2018年2月11日、自分たちで何かを生み出してみせれたらと思います。
(文:真喜屋力)
公式サイト情報
http://asylum-okinawa.info/8mm/
構成演出:真喜屋力
音楽:KgK
川崎巽也(Guitar)
上地”gacha”一也(Double-Bass)
城間和広(Drums)
映像提供:沖縄アーカイブ研究所
日時:2018年2月11日(日)
会場:桜坂劇場ホールA
開場:13:00・開演:13:15(上映時間は60分の予定)
チケット 「Sakurazaka ASYLUM2018」2/11(日)のリストバンドで入場可能。
「OKINAWA FILM NOSTALGIA」のみの入場:
当日のみ/ 一般:1,200円(Sakurazaka FunC会員:1,000円・高校生以下:500円)
お問い合わせ: 桜坂劇場 098-860-9555
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