何でこんな風景を記録したのだろうかと思うような映像が時々出てくるが、これもそういった一本。撮影者の仕事と関係があったのだろうか。
No. 1086-00
タイトル:ゴミ処理場
撮影者:島袋光男(Mitsuo Shimabukuro)撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 16m54s
撮影時期 : 1974年
主なロケ地 : ? (沖縄県)
スキャン: Frame by Frame
映像の提供は撮影者の息子さんから。撮影者は浦添市の役所勤めだったそうで、仕事の関係でフィルムを回したのかも知れない。
場所はゴミ処理所で、辺り一面にゴミが山積みとなっている。いたるところで火がついているようで、煙はもちろん炎も映し出されている。まるで地獄か、SF映画に登場する荒廃した未来の風景のようだ。
ゴミの最終処分場と言うのは、都市化とともに何処も問題が大きくなる部分で、今から考えれば復帰のころというのは、どうしていいかわからないゴミがあちこちにあった。下水なんかも生活排水が海に垂れ流しなんて普通な光景だったことを思い出す。
沖縄南部でゴミ処理施設と言えば、現在の那覇南風原クリーンセンターの辺りが最初に思いつく。いまでこそ工場のような屋内型の施設になっているが、復帰後しばらくの間はゴミが山積みになっていて、この映像に似た感じではあった。
但し前述のように撮影者は浦添市の職員である。もしかしたら浦添市のどこかかも知れないが、僕の記憶にはちょっと思いつくところがない。
どなたか情報があれば教えていただきたい所である。
(文:真喜屋力)
現在の浦添運動公園だと思います
以前はゴミ処理施設でした
映像の煙突は牧港火力発電所で
手前の道路はバイパス (国道330号)
煙突と道路の間にある丘は伊祖公園
間違っていたらごめんなさい。
お返事遅くなってしまい申し訳ございません。運動公園説は、あちこちから聞かれるので、やはりそうだとおもます。今はすっかりきれいになってますが、こういう歴史があったと言うのは新鮮で興味深いですね。