1962年の石川ビーチ。子供時代の南沙織さんもチラリと写る8ミリ映像です。
No. 1825-02
タイトル:石川ビーチ ピクニック
撮影者:遠藤保雄(Yasuo Endo)撮影メディア : 8mm Film/Color/16fps
本編時間: 5m49s
撮影時期 : 1962年8月26日
主なロケ地 : 石川ビーチ (沖縄県うるま市石川)
スキャン: Frame by Frame
石川ビーチは米軍の保養施設として利用され、戦後かしばらくは一般人が気軽に入れる場所ではありませんでした。撮影者の遠藤保雄さんは、米軍基地内の職場で技師として務めていたので、同僚の家族達とピクニックで訪れた時の映像です。
特筆すべきは日本の70年代アイドル歌手の伝説的存在である、南沙織さんの幼少期の姿がチラリと写っているというところでしょう。
南沙織さんは、もちろんこのころは「南沙織」という芸名ではなく、「シンシア」という愛称で呼ばれていました。義父であるポーリー氏は、撮影者の同僚だったので、彼女の子供時代を知っていたわけです。
ちなみに撮影者の奥様は、当時は宜野湾の真栄原で美容院をしており、高校時代にキングスクールに通っていたシンシアは常連さんだったそうです。そんな家族で関わっている撮影者の証言なので、この少女が後の南沙織と言う情報はまちがいないと思われます。
とは言っても、肝心なシンシアの姿は、残念ながら遠めに映り込んでいるだけなので、表情などはまったくわかりません。撮影時のシンシアは8歳。あくまでも同僚の家族の一人と言う感じです。それでも伝説的なアイドルの子供時代のカラー動画は貴重でしょう。
また家族が写っているので、南沙織さんの目にこの動画が触れることがあれば、きっと喜んでいただけると思います。
さてどの子が南沙織さんかは、遠藤さんが描いてくれた下の解説を参考に、動画で確認してみてください。腰に引っ掛けた浮輪がまるでバレリーナのチュチュのようで、たいへんかわいらしいです。
もちろん1962年の石川ビーチの風景もこの映像の魅力です。少々、露出過多で白飛びしている感じはありますが、あまり望遠レンズを使わずにパンショットでゆっくり風景を見せてくれるカメラワークは、当時の面影を現在に伝えてくれます。
目を凝らして観ていると、いろいろな発見がありそうです。
(文:真喜屋力)
I’m the little boy 4:30 into the video.