復帰前のコザの街角で遊ぶ子供たちの映像です。お正月なのか?着物を着た子供たちもいます。
No. 1503-03
タイトル:コザの子供たち
撮影者:山里景吉(Keikichi Yamazato)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 57s
撮影時期 : 1960年代後半
主なロケ地 : 沖縄市 (沖縄県沖縄市)
スキャン方式 : Frame by Frame
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主なロケ地表示(Google Map表示)
沖縄県沖縄市上地あたり
撮影者によると場所はコザの中の町辺りと言うことですが、ハッキリとした場所の特定はできていません。復帰前のコザと言うと英語の看板と飲み屋というイメージもありますが、それだけではない落ち着いた暮らしもあったわけです。あたり前ですけど。
48秒あたりに少し広い風景が見えるカットがあります。やはり英語の看板とか、いわゆる”KOZA”的なものはほとんど見当たらないのがわかります。
ドリンクの看板の前の通りで遊ぶ子供たちの映像がメインです。道路が未舗装なのが印象的です。着物をきているのでお正月かとも思えますが、特に正月飾り的なものが見えないのが気になります。
特筆すべきは着物をきた女の子が食べている煎餅風のおやつ。おそらく塩せんべいだと思いますが、女の子が小さいので、せんべいがやたらと大きく見えますね。沖縄の子供はたいていこれにチョコクリームをかけて食べていました。
42秒あたりに登場する子供たちは兄妹と言う感じで、おそろいらしき服装をしています。色違いで上下の暖かそうな記事の子供服。同色の三角帽子とか被せると、映画に出てくるクリスマスのエルフみたいなイメージです。
この時期の子供服は強烈な色使いが多い気がします。これもアメリカ文化の影響なのか、それとお染色技術の向上など技術的な要因もあるでしょう。服装の流行などいろいろ調査してみたい案件でございます。
(文:真喜屋力)
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