【FILMS】玉那覇正吉のスタジオ

ニシムイの画家、玉那覇正吉のスタジオでの作業風景を含む、プライベートを収めた貴重な映像。玉那覇と親交のあった、遠藤保雄による8ミリ映像。

N0. 0001-01
撮影者 : 遠藤保雄
主なロケ地 : 玉那覇スタジオ(ニシムイ)
撮影時期 : 1953年〜1955年
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : エリアルイメージ方式

 

スタジオの外、ニシムイから遠景

最初にUSAF(アメリカ空軍)の機上からの映像。これは玉那覇正吉とは関係はありません。軍関係の仕事をしていた撮影者が沖縄に戻る時に撮影した映像です。

続いてニシムイにあった玉那覇正吉のスタジオの外観が映し出されます。ニシムイ美術村の雰囲気が伝わってきます。飛行機模型を持っているのは友人。

▲玉那覇正吉スタジオ前(ニシムイ)

上記映像の左側の背景に見える断崖は、トラジ山(虎瀬山)であろうと、元ぴょぴょ会メンバーで画家の治谷文夫さんが語っていました。
またこの時、背後にある煙突のある建物は大城皓也氏のスタジオ兼住宅です。

 

▲煙突のある大城皓也スタジオ。

>>美術村跡 那覇市歴史博物館

スタジオ内の作業場

スタジオ内の作業風景が映し出されます。米軍関係者の家族らしき人物の描画を行っています。モデルとその家族が周囲で観ているのが薄っすらと映り込んで、和やかな雰囲気が伝わってきます。

8ミリフィルムの画面ではかなり狭い感じがしますが、画像を繋ぎ合わせていくと、ゆったりとした応接間のような部屋であることがわかります。

▲画面を繋いだパノラマ画像
▲画面を繋いだパノラマ画像(A)
▲画面を繋いだパノラマ画像(B)

その他

▲台風で壊れた乙女像の一部

スタジオで玉那覇が手にしている像の一部は、撮影者によると、1951年にひめゆりの塔に設置された乙女像の破片。乙女像は設置されて一年と持たず、台風で倒壊している。確かに、那覇市歴史博物館の写真などと比較すると、唇のところなど良く似ている。乙女像が台風で倒壊したのは1951年の秋ですから、それ以降の映像であることがわかります。

>>ひめゆりの塔の乙女像(画像)

また、模型飛行機を工作している姿など、玉那覇の日常の趣味が映し出されているのが興味深い。

(文:真喜屋力)

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