【FILMS】楽しい自動車遊園地 与那原テック

N0. 1531-02
撮影者 : 新島義龍 (Yoshitatsu Niijima)
タイトル:楽しい自動車遊園地 与那原テック

本編時間: 1m36s
主なロケ地 : 与那原テック (沖縄県与那原町)
撮影時期 : 1969年
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : Frame by Frame

沖縄の遊園地界における伝説「与那原テック」のユニークな映像が見つかりました。全体としては色落ちが激しく、ぼんやりとした映像ですが、もっとも重要なのは,その看板が写った最初のカットです。そこには「楽しい自動車遊園地」「TECHNILAND」と遊園地のコンセプトが書かれています。

▲”楽しい自動車遊園地”、”TECHNILAND”とコンセプトが書かれた看板。

与那原テックの誕生のいきさつについては週刊レキオの以下のページのインタビューがすばらしいので一読いただきたい。

» 島ネタCHOSA班 思い出の遊園地に迫る!? | 週刊レキオ

そういうことで、このフィルムはまさに上記のインタビューの裏付け資料としてユニークです。

また「与那原テック」という名称と併記する形で「TECHNILAND(テクニランド)」とも書かれているのも注目ですね。

実は建設前の図面には(沖縄県公文書館所蔵)に「沖縄テクニランド」と完成以前の仮称が記載されています(下記リンク)。

» 1966年8月7日 「与那原テック」開園 | 沖縄県公文書館

公文書館のページには、“「科学が生んだおとぎの国 総合自動車遊園地」をキャッチフレーズ”としたことが書かれています。実はそこが与那原テックが人々の心に残る遊園地になった理由の一つとして、こういう明快なテーマを持っていたことではないかと思うのです。それがきわめて先進的だったことは、評価の材料になるのではないでしょうか。

例えば戦後最初に作られた中城城跡公園は、城跡という土地の文化的な側面に関係なく、「人を呼ぶならこういう遊具が必要だから」と、次々新しい要素を取り込んでいった様に見えます。デパートの屋上遊園地もそうですね。「みんなやってるからうちも」みたいな。

もっとも、与那原テックは何もないと地を切り開いた変わりに、何かそう言うテーマを設定しなければいけなかったかも知れませんが、それだけではなかったと思います。こういう視点で与那原テックに想いを馳せてみるのは、おもしろいのではないでしょうか。

(文:真喜屋力)

▲謎のオブジェがおもしろい。

 

▲与那原テックはジェットコースターと、ガソリンエンジンのゴーカートです。

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