記念すべき第一回の浦添市てだこ祭のパレードの様子(1978年)です。パレードが行なわれたのは屋富祖通り。
No. 1066-00
タイトル:第一回浦添てだこまつりパレード
撮影者:島袋光男(Mitsuo Shimabukuro)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 3m21s
撮影時期 : 1978年11月
主なロケ地 : 屋冨祖通り (沖縄県浦添市)
スキャン方式 : Frame by Frame
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主なロケ地表示(Google Map表示)
屋富祖通り(スタート地点)
てだこ祭については下記、ウィキペディアをご覧ください。
屋冨祖通りについては,地元浦添市のナビに取材記事があります。
パレードは通りの国道58号線側からスタートし、坂を上がりながら商店街を縦断する流れになっています。
最初の撮影地点はパレードのスタート地点。背後に国道58号線があるのですが、道向こうに大きなビルがないためわかりにくいです。なにしろ国道の向こう側は、米軍のキャンプキンザーのゲート部分。背の高い建物などあるわけがございません。
このカットで現在も面影があるとすれば、右側奥に見える建物で、これは国道に面する場所に建っているホテルキング。現在も営業しているまさに老舗ビジネスホテルです。
次のカットは、最初の撮影一の左側に続いている道です。現在では同じ建物はほとんどわかりませんが、下り坂と右側に回り込む道のカーブの感じは、ストリートビューでも確認できます。どうやらここがパレードの控え場所になっているようです。
“ミスてだこまつり”の三名が先頭付近に待機していますが、バレーボールの選手のようなファッション。「こんなはずではなかった…」的な気持ちだったのではないでしょうか。せめてオープンカーくらい用意して欲しかったですね。
その後、再び元の撮影位置から、パレードの先頭を飾る浦添中学校ブラスバンドの面々が登場。
フィルムの後半はパレードの終点近くまで一気に移動します。右側に沖縄相互銀行と、屋富祖ふとん店の看板が見えることから、撮影場所は現在のファミリーマート屋富祖四丁目店の前くらいの位置です。
この映像の時代も素朴な商店街という雰囲気が漂っていますが、ゼンリン住宅地図を見ると、ここはかつての興行街でもあったことがわかります。画面左側の路地に入れば浦添オリオン、撮影地点の背後には浦添沖映、浦添琉映が向い合って建っていた時代もあるのです。
(文:真喜屋力)
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