【東アジア映像館】
太陽のふるさと

自然にとけこんだ宮古、八重山の人々のくらしとまつり。
宮古、八重山諸島の自然、歴史、人の暮らしを描く作品。
西表島の山や川、様々な動物たちの様子を見ると、本当に天然の自然、生き物の宝庫なんだなと実感できます。
また、宮古、八重山諸島の厳しい歴史には、深く考えさせられます。例えば、宮古島にある、背丈が石の高さになったら税を課したという人頭税石。また与那国島では、ある日突然ドラが打ち鳴らされ、島の人々は全てをなげうって田へ駆けつけ、送れてきたものは殺されたと言われているトゥングダの歴史もあります。さらに、人減らしのため、妊婦に谷を飛ばせて飛び越えられたものだけが生き延びられたと伝えられる久部良バリなど、島々には人々を苦しめる歴史があったことが分かります。
そんな歴史を乗り越えて、美しい自然の中、人々の暮らしと習慣が脈々と受け継がれています。

製作年 1975年(昭和50年度)
上映時間 26分
規格 16mm/カラー
企画 沖縄県
製作 (株)シネマ沖縄
受賞 文部省選定
演出 野村岳也
撮影 上地完道

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