お隣の台湾旅行記。フィルム二本組のフィルムの一本目、つまり前編です。行程は故宮博物院に始まり、台北駅から日月潭への移動という流れ。
No. 0809-00
タイトル:台湾1〜台北から日月潭
撮影者:中山良彦(Yoshihiko Nakayama)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 13m33s
撮影時期 : 1970年前半
主なロケ地 : 故宮博物館、台北駅 (台湾台北,)
スキャン方式 : Frame by Frame
撮影時期について
撮影者の中山良彦氏の他のフィルムを見ていると、国内の撮影が海洋博のころというものが多いため、おおむね1970年代になると思われ、便宜的にそのころの映像と思っていますが、このフィルムはひょっとしたら1980年代中ごろという可能性もあります(追って御説明)。
フィルムの内容について
淡々と台湾旅行の行程が記録された8mmフィルムの前編。まずは壮大な故宮博物院。
続いて写るのは台北駅。この駅舎は1941年の日本統治時代に供用開始されたもので、三代目のもので1986年に取り壊されています。下記のリンクに駅舎の変遷の写真が掲載されていました(中国語)
そこからしばらくは列車での旅の様子が映し出されています。とちゅう水牛を使って田んぼを耕している農夫が映し出されます。沖縄の水牛は台湾の人々が持ち込んだものだというのを思いだします。
列車から降りて駅前らしき広場。目的地を考えると台中あたりでしょうか?
つづいてバスで移動。川を渡ったり山道だったりとドンドン奥に分け入り日月潭のあたりでちょっとした町にでます。
つづいて玄奘寺へと観光。このあたりの観光レポートが下のサイトにありますので、興味のある方はご覧下さい。
▲日月潭と玄奘寺のマップ
つづいて台湾原住民の踊りが映し出されます。日月潭の近くにある九族文化村の映像かと思ったのですが、九族文化村がオープンしたのは1986年の7月。一方、前述の台北駅駅舎(三代目)は1986年3月の取り壊しとなっています。
ひょっとしたら九族文化村以前に、小規模に踊りを見せる観光地があったということでしょうか?いろいろと謎が残ります。
映像は多少振動がありますが、発色も良く、映像的にも興味深い作品といえます。
(文:真喜屋力)
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