沖縄の古都、首里の映像です。この時期はまだ首里城は復元されておらず、同じ場所に建っていた琉球大学が写っています。
No. 0159-02
タイトル:沖縄の風景(守礼の門、紅型工房など)
撮影者:真境名敏夫(Toshio Majikina)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 2m41s
撮影時期 : 1970年初頭
主なロケ地 : 守礼の門 (沖縄県那覇市首里)
スキャン方式 : Frame by Frame
最初に映るのは首里金城町の石畳。風情のある首里の象徴的な風景です。
銘文より引用
この石畳は、旧首里城守礼門南脇にあった石門(いしじょう)から識名(しきな)、国場(こくば)、真玉橋(まだんばし)を経て南部へ至る重要な道の一部だった。
続いて石畳から映る建造物は金城大樋川(カネグシクウフヒージャー)。現在は庇の部分ははずされ、石造りの美しい姿が印象的です。
守礼門は誰もが知っている観光名所です。その背景に見える建物は琉球大学の首里キャンパス。太平洋戦争で首里城は破壊されますが、戦後に復元されます。首里城全体も復元の声が上がりましたが、その願いは叶わず、同敷地内に琉球大学が建設されました。のちに大学は千原に移転となり、その後に首里城が復元され、琉球王国時代の風景がよみがえる事になります。しかし、首里城正殿を含む建造物が2019年10月31日未明に焼失。次の復元まで、ふたたび守礼門は琉球文化の象徴として活躍してくれることでしょう。
円覚寺
第二尚氏の菩提寺として建てられた寺。現在も復元整備が進められている。瓦の漆喰に特徴があるが、これは瓦屋根の通気性を高めるための漆喰の塗り方と言われています。
龍潭の映像の後に映るのは紅型工房の映像です。場所は不明。御心あたりのある方にはぜひ情報を提供していただきたいところです。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply