【FILMS】シチズン時計 時の記念日

6月10日は時の記念日1974年のその日に合せてシチズンが行なったイベントの映像。思いがけず二有名人が登場する希有なフィルムです。

No. 0549-00,0550-00,0551-00
タイトル:シチズン時計 時の記念日
撮影者:大城隆盛(Ryusei Oshiro)

撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 3m22s,3m22s,3m22s
撮影時期 : 1974年
主なロケ地 : 那覇港那覇埠頭、船上 (沖縄県那覇市)
スキャン方式 : Frame by Frame

 

イベント「’74 シチズンカラーブイ漂流世界キャンペーン」。その内容は、「私の願い」という作文を募集。優秀者の作文と、シチズンの防水時計をブイ(カプセル)に入れて海に流すというもの。もちろん、拾った人は作文といっしょに時計ももらうことができる。いわゆる瓶詰めの手紙みたいな夢のあるキャンペーンです。しかし、今の時代から見ると海に不要なものを流すと言うのが評価の分かれるところでしょう。翌年に控えた海洋博の盛り上げの一館でもあります。

 

▲イベントの新聞告知

上の広告記事にもあるように、審査員は大城立裕(作家)、高田敏子(詩人)と著名人も加わっていて、8ミリ映像には大城先生も登場します。また船上のイベントでは、沖縄芝居の代表的な役者である八木政男さんが司会を務め、フォーシスターズのステージ、そのバックには背広姿の嘉手苅林昌さんも三線で参加しています。一瞬ではありますが、一番の見せ場と言えるでしょう。

▲審査員の大城立裕先生も船上に。

 

▲フォーシスターズと、嘉手苅林昌。

 

船は那覇港から出港し沖に向かいます。船上から三重城の灯台がそばをかすめていくのが映っています。会場では様々なセレモニーが行われ、最後にブイの投函が行われます。

 

▲後ろが三重城。

 

▲作文の優秀者と思われる、胸にリボンの子供たち。
▲海に投函されるブイ。ちゃんと回収されることを祈る。

沖縄海洋博は覚えていますが、このような周辺企画は意外に忘却の彼方に押しやられているものです。探してみたら、こんなこともあった、あんなこともあったと、楽しめるかも知れませんね。

(文:真喜屋力)

 

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